『暮しの手帖』花森安治の世界 を見に島根県立美術館へ

島根県立美術館へ、
くらしとデザインーーーー「『暮しの手帖』花森安治の世界」
を、見に行ってきました。



暮らしの手帖は、いつからか大好きで
古いバックナンバーをオークションや蚤の市で手に入れたり、
好きな記事だけを集めたファイルを作ったりしていました。
「エプロンメモ」も大好きで、
「またそれ読んでるの？」と言われてしまうほど
しょっちゅう読んでいました（寝る前に読むのが最高です）

花森安治氏の挿絵、装丁画には強い憧れがあり、
どうしてもこの展示を見に行きたかったのです。






素晴らしかったです。
「スタイルブック」の原画にはじまり、版下や
数々の装丁画に、商品テストの映像もありました。
そしてエプロンメモのあの小さく緻密で洒落た挿絵も見ることが出来、
ものすごく感動しました。



これは　あなたの手帖です
いろいろのことが　ここには書きつけてある
この中の　どれか一つ二つは
すぐ今日　あなたの暮しに役立ち
せめて　どれか　もう一つ二つは
すぐには役に立たないように見えても
やがて　こころの底ふかく沈んで
いつか　あなたの暮し方を変えてしまう
そんなふうな
これは　あなたの暮しの手帖です


この有名な言葉が大きく壁に掲げてありました。
「生活の中の美」
これが私のもっとも好きな物であると
改めて確認しました。


必要な物は美しい。


日々の生活が何より大切で、
もちろんたまにおきる特別なことも素晴らしいです。
でもやはり、自分には毎日のことーー
例えば効率よくふきんであちこちをふいたりだとか
ほころびを綺麗に直したりだとか
なんと言うことのない料理を工夫してみたりだとか
そういうことが好きで、大事です。



いろんなことを再確認させられた展示でした。
見に行けて良かった。




美術館裏から外に出ると宍道湖が。
うさぎのオブジェを見損ねましたー、残念。

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